ビタミンK
2種類のビタミン
ビタミンは大きく分けると2つに分けることができます。
1.水溶性ビタミン:主なものとしてビタミンB、ビタミンC
2.脂溶性ビタミン:主なものとしてビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK
ビタミンKはさらに分けることができ、
ビタミンK1~ビタミンK5と5種類あります。
中でもビタミンKを摂取する場合、最も多いのが納豆であるがビタミンK2である。
体内においても合成することができ、また脂溶性ビタミンなので壊れるおそれはないため、通常の食生活においては不足することはない。
ビタミンKの効能・効果
・たんぱく質の活性化
・出血時に血を固める
・骨粗しょう症防止
・動脈硬化防止
骨粗しょう症防止について
→ビタミンKを多く食べている地方とそうでない地方とでは骨折による違いがあるため、ビタミンK2が骨折を予防していると考えられている。
ビタミンK2は骨を形成するときにおいてそれを促進するだけでなく、骨が破壊されるのを抑え、また、骨自体の”質”を改善します。
動脈硬化防止について
→マウスの実験においては、ビタミンKを投与した場合とそうでない場合とでは、心臓病による死亡率が半分程度違うことが報告されており、またマウスだけでなく臨床試験においてもビタミンKを投与することで動脈効果が改善(血管の弾力性が失われない)。
血管はそんなに大事なの?
年をとると様々な機能が低下していきますが、命の生命線ともいえる『血管』も同様です。
年を取るごとにその死因の割合が高いのはがんではなくこの循環器系(血液を循環させる臓器=心臓血管)になっています。
そうすると曲がりくねった血管となり、ポンプ役である心臓にさらに負担をかけることになり、身体によくないことはおわかりいただけるでしょう。
そのため長く健康的に生きていくためにはこの心臓血管のケアが特に大事です。
過剰摂取には注意が必要
妊婦の方がサプリなどでビタミンKを大量に摂取する場合は過剰摂取になる可能性があるので注意をする必要があります。
ビタミンKの多い食品
ビタミンKが多い肉類
鶏肉は皮にビタミンKを多く含んでいます。
鶏皮120
鶏もも(皮あり53、皮なし36)
鶏肉手羽51
鶏肉むね皮あり35
ビタミンKが多い野菜類
パセリ850
しそ690
モロヘイヤ640
春菊460
かぶ(葉)370
大根(葉)340
小松菜(ゆでる場合)320
ほうれん草(ゆでる場合)320
かいわれ大根200
にら180
わけぎ170
レタス160
小松菜、ほうれん草は生よりゆでることでビタミンKの摂取量が増加します。(20%程度)
ビタミンKが多いその他
わかめ660~1600
納豆600~930
味付けのリ650
焼きのり390
ひじき320
昆布の佃煮310
とろろ昆布150
油揚げ68
高野豆腐57
ツナ缶油漬け44
うに27
厚揚げ25
あわび23
果物にはビタミンKを含む食べ物がほとんどありません。