ビタミンE
2種類のビタミン
ビタミンは大きく分けると2つに分けることができます。
1.水溶性ビタミン:主なものとしてビタミンB、ビタミンC
2.脂溶性ビタミン:主なものとしてビタミンA、ビタミンD、ビタミンE
ビタミンEとは?
トコフェロノールとも呼ばれています。
このトコフェロノールはα、β、γ、δの4種類があり、左のαほど強い作用があります。
ビタミンEは2の脂溶性ビタミンに分類されるため、過剰摂取には注意をする必要があります。
ビタミンEの効能・効果
・強い抗酸化作用
→酸化障害から守ってくれます。
・赤血球の溶血の防止
→赤血球が破壊されるのを防いでくれます。
・健康維持
→血中コレステロールを抑制してくれたり、老化防止に効果があると言われています。
・不足すると生体膜で機能障害を生じたり、不妊症の原因にもなると言われています。
ビタミンEは食べるほど身体によさそうではありますが、脂溶性ビタミンなので過剰摂取には注意が必要です。摂取量については平均的な摂取量は実はすでに基準を満たしているのです。
過剰摂取には注意が必要
先ほど過剰摂取しないように注意をしましょうといいましたが、通常の食生活においてはそう過剰摂取になることはないでしょう。
ただし、あまりに偏った食事をしたり、サプリメントによってビタミンEを摂取する場合は特に注意をする必要があります。
過剰摂取をしてしまうと出血になりがちでその数値が上昇したり、血液が止まりにくくなったり、骨粗しょう症になるという結果が報告されています。(通常の食事では発症しない)
ビタミンEの多い食品
魚・魚介類
あんこうの肝13.8
いくら9.1
鮎8.2
明太子6.5
うなぎ4.9
はまち4.1
かに3.0~3.8
うに3.6
ツナ缶(油漬け)2.8
豆類
アーモンド29.4
落花生10.8
ピーナッツバター4.8
野菜
大根(葉)4.9
かぼちゃ4.7
赤ピーマン4.3
パセリ3.3
にら2.5
ほうれん草2.1
かいわれ大根2.1
他
油12~27
マーガリン15.1
マヨネーズ14.7
ポテトチップス6.2
コーンスナック3.7
ポップコーン3
ビタミンE おわりに
脂溶性ビタミンなので熱に強く料理はしやすいでしょう。
ただし、実は光に弱いので保存する場合は注意をするようにしましょう。
植物油に多く含まれているので通常は不足することはないといわれています。
食べ物すべてが体内においてビタミンEを摂取するのではなく、食品の吸収率によって違ってきます。ただ、この吸収率は50%だったり、80%といわれたり20%などといろいろ言われています。
ビタミンEを多く摂取すると、動脈疾患を発症する・しない、死亡率が高くなるなどいろいろあり、また、骨粗しょう症についても動物実験においてのデータであり、臨床データの裏づけではないなどビタミンEについては不明なところがあります。