目次
正しい呼吸方法とは?
いろいろな呼吸方法
①鼻から息を吸って、鼻から息を出す
②鼻から息を吸って、口から息を出す
③口から息を吸って、鼻から息を出す
④口から息を吸って、口から息を出す
呼吸としてはこのように4種類あることになります。
普段の呼吸方法とは?
普段何気なく息をしていると思いますが、皆さんはどんな風に息・呼吸をしていますか?
ウォーキングやラジオ体操などは呼吸を意識した運動ですので、呼吸方法は大事になってきます。普段周りを見ていると口をあけて息をしている人はいませんよね?
とすると、息を吸うのは①か②の鼻から吸う人が多いということになりますが、これは正しいのでしょうか?
口呼吸をするのはよくないというのは聞いたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか?でも、ウォーキングやラジオ体操をするときは・・口から息を吸うのか?それとも鼻から息を吸うのか?どちらが正しいのかわからない人もいらっしゃるかもしれません。
やってはいけない危険な呼吸方法
結論からいうと・・
③④の口から息を吸う『口呼吸』をしてはいけません。
その理由は1つ。
口から息を吸ってはいけない理由:
口から息を吸うと体内に取り込んではいけないものまで取り込んで病気になってしまうからです。
外を歩いていると吸ってはいけないものがたくさんあります。
その中でも車の排気ガスはまさにそうです。
特に都会などで口呼吸をしたものなら体の中に排気ガスが入ってしまうことになります。また、都会や外だけに限らず目には見えない小さなごみ・ほこり・細菌が浮いています。
口呼吸をするとそいったものまで体内に入ってしまうことになります。
鼻炎などのアレルギーの人なんかは体内にほこりを取り込んでいる可能性が高いかもしれません。
なぜ鼻呼吸はいいのか?その理由とは?
それではなぜ口呼吸はダメで、鼻呼吸はいいのでしょうか?
鼻呼吸をすると吸い込んだものは鼻に入ってくるわけですが、先ほどいった小さなごみ・ほこり・細菌は鼻の粘膜の力によってそこにくっつくことになります。きれいな空気だけが体内に取り込まれることになり、小さなごみ・ほこり・細菌は胃などで処理されることになります。
これが口呼吸だと胃で消化される前に細菌等が悪さをして病気になってしまうおそれがあるということですね。
悪い空気がダイレクトに身体に入るのですから身体に相当悪いことが分かります。
また、冷たい空気であっても鼻粘膜と血液の力によって適度な温かさとなって”きれいな空気”が肺に届けられることになります。
これを逆に考えると、つまり口呼吸で考えると冷たい空気が直接体内にはいってしまうのですから、のどにつめたい空気がダイレクトにくるのでのどが痛くなったりするというわけです。
正しい呼吸方法とは?
③と④は口から息を吸うのでよくないということが分かりました。正しい呼吸方法は①~④のうち①か②のどちらかということですが、口呼吸はダメなので、①の鼻から息を吸って、鼻から息を出すのが正しい呼吸方法のように見えそうですが・・・
正しい呼吸方法:
②鼻から息を吸って、口から息を出す
正しい呼吸方法は分かりましたが、さらにいい方法として・・皆さんもご存知の「腹式呼吸」と言われるものが特にいいといわれています。
お腹と鼻でしっかりと息を吸ってーー、口からゆっくりと息を吐いてーー
特に息を吐くときは長くゆっくりするのがポイントとなります。特にはくときはお腹にある酸素もすべて吐き出すようにお腹がひっこむくらいにするのがいいでしょう。
吸って吐いての間隔が短いと交感神経しか使われないのに対して、
吸って吐いての感覚が長いと『副交感神経』を使うことになります。
交感神経は緊張時において使われ、副交感神経はリラックス時に使われることになります。
自律神経の交感神経と副交感神経
交感神経・・働く神経
副交感神経・・リラックスの神経
と分類することができます。
自律神経の問題にもなりますので、交感神経ばかりを使った状態、つまりずっと緊張しっぱなしだと体にいい影響を与えないのはなんとくわかるのではないでしょうか?
リラックスした状態があるということはそれだけ体にいい影響を与えているともいえます。
自律神経失調症という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、この2つの神経(交感神経と副交感神経)のバランスが崩れてしまったために起きているともいえます。
リラックスした状態を作るためにも正しく理想的な呼吸方法ができていると、体の中から変えていくことが可能となるかもしれません。
そういったためにも呼吸をする際は、ゆっくり長く吐くことで副交感神経が働くことになり、体にとてもいい影響を与えることができます。
いかがでしたか?
身近な呼吸方法といえども正しい呼吸方法と間違えた呼吸方法とではまるで違うことがおわかりいただけたのではないでしょうか?
正しい呼吸方法でより健康的な生活を送りましょう!