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ポリフェノール
ポリフェノールの期待できる効果:
→美容効果、腸内改善、動脈硬化予防、高血圧予防、殺菌作用
他のページでポリフェノールの話が出て少しだけ触れましたが、このページではポリフェノールにもう少し触れてみたいと思います。
ポリフェノールというと・・
ポリフェノールというと、赤ワイン、チョコレートなどといったものが有名で、特に健康ブームによって赤ワインは一気に有名になったこともありました。しかし、赤ワインのとりすぎは体によくないことも知っておくべきです。
赤ワインとポリフェノールということで、赤ワインを過剰に摂取する人がいますが、実は普段食べているものにも含まれているのです。
ポリフェノールは身近な食べ物に含まれている
それは普段みなさんが食べている野菜や果物にもポリフェノールが含まれているということです。本当に知っておくべきはこういったことなのですが、そういったことはなかなか世の中には出回りません。
マスコミ・テレビなどの操作があるのか分かりませんが、確かに「赤ワインにはあのポリフェノールがたくさん含まれていた!」となると話題になりやすいでしょう。
ポリフェノールの効果があるなら買ってみようかなという気持ちにもなるでしょう。
野菜にポリフェノールが含まれていることを知っている人は、あるアンケート調査では8.4%にとどまっています。
ポリフェノールの注意点
ポリフェノールは体にいい影響を与えるからとできる限り摂取しようと思う人は注意をしたほうがいいでしょう。結論を言えば、ポリフェノールを中心に栄養を摂取するような食生活をしてしまうと逆に不健康にさえなりかねないということです。
また、ポリフェノールの数値はメーカーなどによって分析方法が違うため、その数値で比較するのも少し難しい面があります。
過剰摂取にならないようにバランスよく
ポリフェノールをたくさん摂取したいからと赤ワインばかりを飲むのはよくないです。
いろいろな食品をバランスよく取ることが健康の早道でもあるといえるでしょう。栄養が偏らないように食事を取って、ポリフェノールといったものにも目を向けるのがいいでしょう。逆にいうと、ポリフェノールだけを意識して過剰に摂取をすると、脂質を摂取しすぎるといったことも起こってしまいます。
ポリフェノールを取る最も重要なことは”健康”のためですよね?
だとするとポリフェノールを中心に摂取してしまうと不健康になる恐れもあるので、そうすると本末転倒です。
また、ポリフェノールを摂取しているからと健康に期待しすぎないことも大事なことです。ポリフェノールを摂取したい場合は、赤ワインをとり続けるよりも、最初に言いましたが、野菜や果物を取るとポリフェノールも一緒に摂取できるだけでなく、それ以外のさまざまな栄養素を取ることもできます。
ポリフェノールの量比較
(mg/100gまたはmg/100ml)
赤ワイン | 250~450 |
ほうれん草 | 105 |
ミカン | 105 |
たまねぎ | 65 |
リンゴ | 55 |
バナナ | 50 |
じゃがいも | 45 |
トマト | 40 |
にんじん | 15 |
大根 | 15 |
キャベツ | 10 |
これを見ると、確かに赤ワインにはポリフェノールが多く含まれていますが、野菜や果物にもたくさん含まれていることが分かりますし、野菜や果物はなによりも身近な食材でもあります。また、ビタミンなどの栄養素もたくさん含まれています。つまり、野菜や果物はバランスよく栄養を補うことができるのです。
わざわざ赤ワインを買わなくても、こういった食材をうまく使うことでポリフェノールも一緒に摂取することが可能だということです。赤ワインを否定するわけではなく、赤ワインが好きな人は飲みすぎに注意して赤ワインを楽しみながら飲むといいでしょう。
実は赤ワインよりもかなり多くのポリフェノールが含まれているものがあります。
赤ワインが250~450なの対して、チョコレートは850~1800、ココアは1050~3450となっています。
この数字は国民生活センターが同じ測定方法によって比較した数値となっています。
先ほどの野菜・果物の数値もそうです。