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たまねぎ
園芸上では一年草もしくは二年草として扱われる。球根(鱗茎)は野菜として食用とされる。色、形状、大きさは様々である。種小名 cepa はラテン語で「タマネギ」の意味だが、さらに「頭」を意味するケルト語に由来するとも言われている。
wikipediaより
たまねぎの各栄養素
項目 | 食品上位 | 野菜上位 | たまねぎ |
カロリー | 308 | 50 | 37 |
炭水化物 | 37.1 | 10 | 8.8 |
脂質 | 24.8 | 1 | 0.1 |
たんぱく質 | 23 | 5 | 1 |
コレステロール | 230 | 0 | 1 |
カルシウム | 150 | 100 | 21 |
鉄分 | 3.3 | 1.5 | 0.2 |
ビタミンA | 330 | 200 | 0 |
ビタミンB1 | 0.31 | 0.1 | 0.03 |
ビタミンB2 | 0.4 | 0.1 | 0.01 |
ビタミンB6 | 0.46 | 0.15 | 0.16 |
ビタミンB12 | 11.4 | 0 | |
ビタミンC | 47 | 40 | 8 |
ビタミンD | 11 | 0 | |
ビタミンE | 3.6 | 2 | 0.1 |
ビタミンK | 160 | 160 | 0 |
カリウム | 490 | 400 | 150 |
食物繊維 | 5.3 | 5 | 1.6 |
たまねぎに”多く”含まれている栄養素
たまねぎに”ある程度”含まれている栄養素
ビタミンB6
たまねぎに”多少”含まれている栄養素
カリウム
たまねぎは味噌汁や煮物、炒め物などあらゆる場面で利用する機会がある便利な食材ですが、栄養価はあるのでしょうか?あるとすればどんな栄養があるのでしょうか?
たまねぎの効能・効果と評価レビュー
たまねぎは栄養価が高そうに見える食材ですが、上記表を見る限り思ったほど栄養価がないのが分かります。ということは栄養価は「ない」と思ったほうがいいのでしょうか?
実はこの秘密は・・上記表にはない栄養素を含んでいて、その栄養素の名は・・
『ケルセチン』と呼ばれるものです。
ケルセチンの効能・効果とは?
ケルセチンは野菜、果物に含まれるフラボノイドです。
それではケルセチンの効能・効果をみてみましょう。
・血中、すい臓、肝臓の酸化ストレスを軽減(細胞死を抑制)
・肝障害、糖尿病の症状を改善
・免疫細胞の増加・活性化を抑えて脂肪組織の炎症を抑制
△認知機能改善効果については、今後再度の検討において分かるのではないかと言われています。
また、これ以外にも・・・
ビタミンCの効能・効果にある強い抗酸化作用、さらにケルセチンは炎症を抑える作用もあります。また、ビタミンKにある動脈硬化防止でそこには血液を循環させる臓器である心臓血管の血管の改善効果が期待できましたが、ケルセチンにも似たようなものがあります。
動脈硬化防止
脳血管疾患予防
血管弛緩作用
これらに伴って血圧の調整(降圧作用)といったものがあります。
血管の弛緩(しかん)作用とは?
ビタミンKのところでもお話をしましたが、人間は年をとるごとに様々な機能が低下し、中でも生きていくうえで最も重要な「血管の機能」も低下していきます。
血管の壁が厚くなったり硬くなったりしていき、血液の流れが悪くなっていきます。
そうすると、冷え性、むくみ、肩こりといったものがあったり、さらには命に影響を与える高血圧、動脈硬化、血栓(血液が固まる)などといったものにまで発展していきます。
フラボノイド摂取量と心血管疾患等のリスクの関係を見ると、フラボノイドを摂取量が多い人は、少ない人に比べて冠動脈性疾患で死亡する割合が低いことを報告している。
ケルセチンの摂取量の多い人は虚血性心疾患での死亡率が低かったり、ぜんそくの発生率が低く、また、男性の場合は肺がんの発症率も低いことを報告している。
参考:ケルセチンの生活習慣病予防機能・・農研機構
ケルセチンの量は時期と場所によって違う?
冬のたまねぎには多くのケルセチンが含まれており、特に北海道産のものが多い(北海道産30~50mg)
参考:6~7月 11mg(この時期は他の食材の方が多い(アスパラ、サニーレタス、ピーマンの方が多い)
※上記に病気名などをあげ、それに効果があると記載していますが、そういった症状・疑いのある方は必ず病院にいって医師の指示に従ってください。
あくまで健康な人が健康を維持したり、少し足りないものを補うといったような場合にこういったたまねぎを食べるといいということですので、その辺は誤解をしないでください。