たらこ(鱈子)・明太子
たらこ(鱈子)は、タラの卵巣(魚卵)、およびそれを加工した食品。広義にはマダラ(真鱈)も含むが、一般にたらこと呼ばれるものは、スケトウダラ(スケソウダラ)の卵巣を塩漬けにしたものを指すことが多い。日本国内の主な産地は北海道など。
wikipediaより
たらこ(鱈子)・明太子の各栄養素
項目 | 食品上位 | 肉・魚上位 | 明太子 | たらこ | たらこ:焼き |
カロリー | 308 | 334 | 126 | 170 | |
炭水化物 | 37.1 | 6.4 | 3 | 0.5 | |
脂質 | 24.8 | 24.6 | 3.3 | 6.1 | |
たんぱく質 | 23 | 25.8 | 21 | 28.3 | |
コレステロール | 230 | 410 | 280 | 350 | 410 |
カルシウム | 150 | 210 | 23 | 27 | |
鉄分 | 3.3 | 4.3 | 0.7 | 0.7 | |
ビタミンA | 330 | 330 | 41 | 24 | 34 |
ビタミンB1 | 0.31 | 0.4 | 0.34 | 0.77 | |
ビタミンB2 | 0.4 | 0.52 | 0.33 | 0.53 | |
ビタミンB6 | 0.46 | 0.49 | 0.17 | 0.27 | |
ビタミンB12 | 11.4 | 16.7 | 11.3 | 23.3 | |
ビタミンC | 47 | 6 | 76 | 21 | |
ビタミンD | 11 | 14 | |||
ビタミンE | 3.6 | 3.8 | 6.5 | 7.1 | 8.1 |
ビタミンK | 160 | 17 | 1 | 0 | 0 |
カリウム | 490 | 430 | 180 | 340 | |
食物繊維 | 5.3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
たらこ(鱈子)・明太子に”かなり多く”含まれている栄養素
たんぱく質、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB12
ビタミンC、ビタミンE
たらこ(鱈子)・明太子に”多く”含まれている栄養素
たらこ(鱈子)・明太子に”ある程度”含まれている栄養素
ビタミンB6、カリウム
たらこ(鱈子)・明太子に”多少”含まれている栄養素
鉄分
たらこ(鱈子)・明太子の効能・効果と評価レビュー
ビタミンCを多く摂取したい場合は、たらこよりも明太子の方が3倍以上も多く含んでいるくらいで、それ以外は基本的にたらこのほうが栄養素が多くなっています。
皆さんは明太子とたらこどちらをよく買いますか?
明太子とたらこってそもそも何が違うの?という疑問の方もいらっしゃるでしょう。
明太子とたらこの違い
結論から言えば明太子もたらこも同じものから作られているのでほとんど同じです。
たらこは鱈の子
明太子はスケトウダラの子
というようになんとなくそうなのでは?と覚えている方もいらっしゃるかもしれません。
たらこは一般的に塩漬けされたもの
明太子は辛子でつけたもの
というように違いはあります。
スーパーなどで明太子、たらこを食べ比べてみると・・たらこは少ししょっぱく、明太子(特に辛子明太子)は辛いというのが通常でしょうか。
明太子とビタミンC
それではたらこよりも明太子に多く含まれているビタミンCをみてみましょう。
明太子にはビタミンCが76も含まれています。これは肉・魚部門でもっとも多くのビタミンCを含んでいる食べ物となります。
また、すべての食べ物で考えても明太子には多くのビタミンCが含まれていることが分かります。比較としてビタミンCといえばレモンをイメージされる方も多いでしょう。このレモンのビタミンC含有量は100です。
これは100グラム中にどのくらいのビタミンCを含んでいるのかということなのですが、レモンを1個丸まる食べることはしないでしょう。そう考えるとレモンを半分食べるとしても大変ですがそうするとビタミンCの含有量は50となります。一方明太子は100グラムくらい平気で食べることができるでしょう。その含有量は76です。
となるとビタミンCを簡単に摂取できるのはレモンよりも明太子に軍配が上がるでしょう。
この結果は意外だと思われる方も多いのではないでしょうか。
明太子にこれほどまでのビタミンCが含まれているとはなかなか想像する事ができないですよね。
明太子といえば福岡の博多が有名ですが、博多美人が多いのはもしかするとこの明太子に含まれているビタミンCが影響しているのかも?ということはほとんどないでしょう・・。
ビタミンCの効能・効果として強い抗酸化作用による美肌効果や老化防止効果があります。肌が気になる方はたらこよりもビタミンCを多く含んでいる明太子をおすすめします。
明太子と鉄分と貧血予防?
明太子にはビタミンCのほかに鉄分を0.7含んでいます。決して鉄分をものすごく含んでいるとはいいがたいですが、食べ物の中でも特にビタミンCを含んでいます。ビタミンCは鉄分の吸収を促進する作用があるので、鉄分をある程度スムーズに摂取することが可能となり、その結果貧血予防効果を期待することができます。
次にビタミンEをみてみましょう。
こちらは明太子、たらこともにかなり多く含んでいる栄養素となります。
このビタミンEもビタミンCと似た効能・効果があり、美肌効果、老化防止効果と貧血予防効果があります。ダブルの効果があるので通常よりも効果を期待したいところです。