いくら
イクラ(ロシア語: икра, ikra イクラー)とはサケの魚卵。筋子の卵巣膜(卵を包む薄い膜)を取り除き、産卵前の熟した卵を1粒ずつに分けたものを特に指して呼ぶ。バラ子とも呼ばれる。一般的には加熱加工せず、塩漬けや醤油漬けにして食べる。
wikipediaより
いくらの各栄養素
項目 | 食品上位 | 肉・魚上位 | いくら |
カロリー | 308 | 334 | 272 |
炭水化物 | 37.1 | 6.4 | 0.2 |
脂質 | 24.8 | 24.6 | 15.6 |
たんぱく質 | 23 | 25.8 | 32.6 |
コレステロール | 230 | 410 | 480 |
カルシウム | 150 | 210 | 94 |
鉄分 | 3.3 | 4.3 | 2 |
ビタミンA | 330 | 330 | 330 |
ビタミンB1 | 0.31 | 0.4 | 0.42 |
ビタミンB2 | 0.4 | 0.52 | 0.55 |
ビタミンB6 | 0.46 | 0.49 | 0.06 |
ビタミンB12 | 11.4 | 16.7 | 47.3 |
ビタミンC | 47 | 6 | 6 |
ビタミンD | 11 | 14 | |
ビタミンE | 3.6 | 3.8 | 9.1 |
ビタミンK | 160 | 17 | 0 |
カリウム | 490 | 430 | 210 |
食物繊維 | 5.3 | 0 | 0 |
いくらに”かなり多く”含まれている栄養素
たんぱく質、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB12、ビタミンE
いくらに”多く”含まれている栄養素
ビタミンC
いくらに”ある程度”含まれている栄養素
カルシウム、鉄分
いくらに”多少”含まれている栄養素
カリウム
いくらの効能・効果と評価レビュー
前回は「うに(雲丹)」についての効能・効果と評価レビューを書きましたが、今回はうにといえばいくらと比較されるほどよくでる「いくら」について書きます。
管理人はうにが食べ物のの中で一番好きですが、いくらはそれほど好きではありません。臭みがないものなら食べることはできるくらいで、おいしいおいしいといって食べるほど好きではありません。
しかし、いくらの栄養素がこれほど多いとはびっくりです。
魚でもっとも多い栄養素を含んだものはあゆを筆頭に挙げることができますが、海産物も含めたものですと、このいくらを筆頭にするくら多くの栄養素を含んだ食べ物であるといえます。
「かなり多くの栄養素を含んだ~」の項目では6個もあります。
逆にここにない栄養素はビタミンD、ビタミンK、食物繊維の3つのみとなります。
※食物繊維は魚・魚介類にはほとんど含まれていません。
たんぱく質は上から3番目に多いのですが1位、2位は乾物系なので実際はいくらが最もたんぱく質を含む食べ物となります。
たんぱく質は体を作るうえで非常に重要な栄養素となり、特に子供のときにたんぱく質が不足すると成長障害にもなりえます。成人においても不足すると風邪などの病気に対する抵抗力も弱くなったり、疲れやすくなったりといった体力面においても影響を与えたり、筋肉を作るもとにもなったりします。
また、年齢を重ねていくと人間は酵素が徐々に減っていきますが、このたんぱく質は酵素を作るもとにもなっています。
ただ、食事のバランスに気をつけておかないと気づかないうにちこのたんぱく質を過剰に摂取sてしまうこともあります。過剰摂取による副作用として臓器・特に腎臓に負担をかけることにもなり、腎臓障害といた症状を起こす可能性もあります。
次に気になる栄養素はビタミンB12でしょう。これもかなり多く含んでおり全ての食べ物の中で7番目に位置するくらい多く含んでいます。
ビタミンB12は野菜、果物には含まれてないので、もし仮に野菜を多く食べて食事のメニューにしている場合はこういった食べ物から摂取するのもいいでしょう。
ビタミンB12は悪性貧血予防効果があり、めまい、動悸、息切れといった予防効果もあります。
いくらにはまだまだ栄養素を含んでいますが、最後にもう1つ見ておきましょう。
最後に気になる栄養素はビタミンEです。
ビタミンEは全ての食べ物の中でも上位にランクインしており、
1位 あんこうの肝13.8
2位 すじこ10.6
3位 キャビア9.3
4位 いくら9.1
となっています。卵系のものが多いですね。
ビタミンEによって、酸化障害から身を守ってくれますし、美肌効果や老化防止といった効果といったものも期待できます。
また、赤血球破壊防止による貧血予防効果やコレステロール抑制による健康維持といった効果もあります。
いくらの注意点
いくらはたくさんの栄養素を含んでいますが注意点があります。
それはコレステロールがかなり高いということです。
全ての食べ物でもいくらはランクインしており、
1位 ピータン680
2位 あんこうの肝560
3位 すじこ510
4位 キャビア500
5位 いくら480
となっており、これは先ほど見たビタミンEの多い順に似てますし、やはり卵系のものが多くなっていますね。
いくらはたくさんの栄養素を含んでいますが、コレステロールがかなり高いので食べすぎないように注意をする必要がある食べ物であります。
だからといっていくらを食べるのをやめる必要はもちろんありません。
食事のバランスを考えながら時々お寿司などでいくらを食べて栄養をつけるのもいいでしょう。