ねぎ
ネギ(葱、Welsh onion、学名 Allium fistulosum)は、原産地を中国西部・中央アジアとする植物で、日本では食用などに栽培される。クロンキスト体系ではユリ科とされていたが、APG植物分類体系ではヒガンバナ科ネギ亜科ネギ属に分類される。
小ねぎ(こねぎ)とは、青ネギ(葉ネギ)を若取りしたものである。細ねぎ、万能ねぎなどとも呼ばれる。
ワケギ(分葱)とは、ネギ属に属するネギとタマネギの雑種、緑黄色野菜の一つである。球根性多年草。
wikipediaより
ねぎの各栄養素
項目 | 食品上位 | 野菜上位 | 長ネギ | 小ねぎ | わけぎ |
カロリー | 308 | 50 | 28 | 27 | 30 |
炭水化物 | 37.1 | 10 | 7.2 | 5.4 | 7.4 |
脂質 | 24.8 | 1 | 0.1 | 0.3 | 0 |
たんぱく質 | 23 | 5 | 0.5 | 2 | 1.6 |
コレステロール | 230 | 0 | 2 | 0 | 0 |
カルシウム | 150 | 100 | 31 | 100 | 59 |
鉄分 | 3.3 | 1.5 | 0.2 | 1 | 0.4 |
ビタミンA | 330 | 200 | 1 | 190 | 220 |
ビタミンB1 | 0.31 | 0.1 | 0.04 | 0.08 | 0.06 |
ビタミンB2 | 0.4 | 0.1 | 0.04 | 0.14 | 0.1 |
ビタミンB6 | 0.46 | 0.15 | 0.11 | 0.13 | 0.18 |
ビタミンB12 | 11.4 | 0 | 0 | 0 | |
ビタミンC | 47 | 40 | 11 | 44 | 37 |
ビタミンD | 11 | 0 | 0 | 0 | |
ビタミンE | 3.6 | 2 | 0.1 | 1.3 | 1.4 |
ビタミンK | 160 | 160 | 7 | 120 | 170 |
カリウム | 490 | 400 | 180 | 320 | 230 |
食物繊維 | 5.3 | 5 | 2.2 | 2.5 | 2.8 |
栄養素
ねぎに「多く」含まれている栄養素
ビタミンC、ビタミンK
ねぎに「ある程度」含まれている栄養素
カルシウム、鉄分
ねぎの効能・効果と評価レビュー
ねぎは長ネギ、小ねぎ、わけぎの3種類を比較対象としましたが、長ネギについては思ったほど栄養がないことがわかります。
一方、ねぎでも小ねぎ、わけぎの方は多くの栄養があることがわかります。
特に摂取しづらいビタミンCを多く含んでいるのは注目すべきでしょう。
多く含まれている栄養素のビタミンC、ビタミンKから、
酸化防止作用、鉄分の吸収の促進、骨粗しょう症防止、動脈硬化防止といったことが特に期待できます。骨粗しょう症についてはカルシウムもある程度含んでいるのでさらに期待することができるでしょう。
ビタミンAだけで考えると野菜類の順位はそこまでよくはありませんが、ビタミンA全体で見た順位では動物性のものが上位になります。
ビタミンあでも動物性(レチノール)は脂溶性ビタミンなので過剰摂取にならないよに注意する必要があります。一方主に植物などのビタミンA(β-カロテン)は過剰摂取になることがありません。
※これは体内にビタミンAが不足しているとその分だけβ-カロテンがビタミンAに変換され、残りは変換されません。
そう考えると、野菜の中である程度上位にあるねぎ(小ねぎ、わけぎ)のビタミンAの含有量はまずまずいいといえますし、料理に少しねぎを加えたりなどいろいろな使い道があるので使いやすい食材と言えるでしょう。
ビタミンAだけを考えると料理によく登場する食材はにんじんが最も多いといえるでしょう。ねぎが190-220なのに対して、にんじんのビタミンAは720となっています。
野菜ジュースなどではにんじんは必ずといっていいほど利用されますが、このようににんじんにはビタミンAが豊富に含まれているからなのですね。
さて、ねぎはビタミンC、K、Aだけでなく、ビタミンB群もある程度含んでいる食材です。
ビタミンB2は皮膚の粘膜による症状の発症を抑える働きがあり、ヘモグロビンの合成の働きもあるため貧血予防や神経性の免疫力向上にも期待することができるでしょう。