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ヒラメとカレイの比較
「左ヒラメ、右カレイ」とよく言われ両者は比較され、味に関しては
・ヒラメ 1級品
・カレイ 2級品
このように言われています。
ただ、味の好みは人それぞれなので、ヒラメよりも多少淡白なカレイの味が好きな方もいらっしゃるでしょう。
これはマグロにも言える事で、大トロ、中トロ、赤身とありますが、脂がのりすぎた大トロよりも中トロを好む人も多いですし、さっぱりした赤身が一番好きという人も多いです。
カレイの旬の一般的な時期は11月~2月頃で、この時期に食べるカレイは絶品です。
ヒラメ好きな人もこの時期のカレイを食べたことがない人は一度食べて見るとカレイにはまるかもしれません。
ヒラメ、カレイの各栄養素
項目 | 食品上位 | 肉・魚上位 | ひらめ | 舌平目 | かれい | かれい(子持ち) |
カロリー | 308 | 334 | 124 | 95 | 162 | |
炭水化物 | 37.1 | 6.4 | 0 | 0.1 | 0.1 | |
脂質 | 24.8 | 24.6 | 3.7 | 1.3 | 7.2 | |
たんぱく質 | 23 | 25.8 | 21.2 | 19.2 | 19.6 | 22.3 |
コレステロール | 230 | 410 | 63 | 75 | 71 | |
カルシウム | 150 | 210 | 23 | 43 | 40 | |
鉄分 | 3.3 | 4.3 | 0.1 | 0.2 | 0.3 | |
ビタミンA | 330 | 330 | 21 | 30 | 5 | |
ビタミンB1 | 0.31 | 0.4 | 0.08 | 0.03 | 0.25 | |
ビタミンB2 | 0.4 | 0.52 | 0.33 | 0.14 | 0.35 | 0.22 |
ビタミンB6 | 0.46 | 0.49 | 0.45 | 0.15 | 0.15 | |
ビタミンB12 | 11.4 | 16.7 | 1.3 | 3.1 | 4.9 | |
ビタミンC | 47 | 6 | 3 | 1 | 3 | |
ビタミンD | 11 | 14 | 18 | 13 | 5 | |
ビタミンE | 3.6 | 3.8 | 1.4 | 0.6 | 1.5 | |
ビタミンK | 160 | 17 | 0 | 0 | ||
カリウム | 490 | 430 | 430 | 310 | 330 | 270 |
食物繊維 | 5.3 | 0 | 0 | 0 |
ヒラメ、カレイに”かなり多く”含まれている栄養素
ビタミンD
ヒラメ、カレイに”多く”含まれている栄養素
たんぱく質、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンD、カリウム、
ヒラメ、カレイに”ある程度”含まれている栄養素
ヒラメ、カレイに”多少”含まれている栄養素
カルシウム、ビタミンB12、ビタミンE
ヒラメ、カレイの効能・効果と評価レビュー
ビタミンD
ヒラメもカレイ両方に多い栄養素がビタミンDです。
ビタミンDは野菜などからは摂取できないので肉や魚から摂取しましょう。
肉はカロリーや脂質、コレステロールが高いので、気になる方は魚からビタミンDを取るのがおすすめです。
ヒラメ、カレイは全ての食べ物の中でビタミンDを多く含んだ食材として上位にランクインしています。
栄養素の種類はたくさんありますが、管理人が気にしてほしい栄養素はビタミンDです。
ビタミンDの効果・効能の幅が広いのもおすすめの1つです。
(ヒラメ、カレイの主な効果・効能)
・カルシウムの吸収の働きを良くすることで「骨粗しょう症予防」
・高血圧予防
・がん予防
・うつ病予防
といった予防効果があります。
ビタミンDの意外な効果?
意外かもしれませんが、ビタミンDはインフルエンザの予防効果もあります。
ビタミンDを投与するとインフルエンザにかかる人が減ったという報告があります。
ビタミンDは食べなくても増やすことができる?
これまでビタミンDを増やすために魚などを食べるのをおすすめしてきました。
実は食べなくてもビタミンDを増やすおすすめの方法があります。
それは「日照」です。
人間は魚などを食べなくても、太陽の光を浴びることでビタミンDを生成することができます。
紫外線は皮膚への影響もあって問題もありますが、1日15分程度太陽の光を浴びるといいでしょう。
太陽の光は体の調整効果もあると言われているので、多少太陽の光を浴びることは大事なのかもしれません。
まだまだあるヒラメ、カレイの栄養素とその効果効能
ヒラメにはDHA、カレイにはナイアシンという栄養素があります。
1つずつ見てきましょう。
ヒラメのDHA効果とは?
ヒラメのDHAですが、いわし、さば、さんまなどに多く含まれている栄養素でもあります。
DHAの主要な効果として「血栓の溶解」があげられるでしょう。
体を巡っている血液は、血管を通って体全体に送られるわけですが、「食べ物、運動不足、年齢など」さまざまな影響を受けます。血管が曲がりくねったり厚くなったりすると血液を普通に流すのが難しくなってきます。
そうすると、冷え性、肩こり、貧血、動悸・息切れ、疲れやすさといった症状が出る場合があります。
血栓を溶解することで、血管は拡張し今までよりスムーズに血液を送ることができその結果冷え性などの症状も解消される効果が期待できます。
カレイのナイアシン効果とは?
お酒を飲む人にはおすすめの魚がカレイです。
カレイに含まれている「ナイアシン」という栄養素によってアルコールを分解する作用があります。
アルコール依存症になると体に炎症が起こることがあり、人によってはその炎症から他の症状を引き起こすとも言われています。
吐き気、神経の調整不良で起こる神経性異常といったことも考えられます。
カレイを食べるとアルコールが分解されるからと、お酒をたくさん飲むのはやめましょう。
アルコールは適量だと体にいいので、適量を飲んでカレイを食べて健康的に生活をしませんか?