かに(蟹)
カニ(蟹)は、十脚目短尾下目(たんびかもく、Brachyura、別名:カニ下目)に属する甲殻類の総称。
タラバガニやヤシガニなどは十脚目異尾下目(ヤドカリ下目)に属するが、これらも漁業・流通等の産業上、「カニ」として扱うことがある[1][2]。また分類学において、本分類以外の水産節足動物で「カニ」の名を与えられているものも多い。
wikipediaより
かに(蟹)の各栄養素
項目 | 食品上位 | 肉・魚上位 | ズワイガニ | タラバガニ | 毛ガニ |
カロリー | 308 | 334 | 69 | 80 | 83 |
炭水化物 | 37.1 | 6.4 | 0.1 | 0.3 | 0.2 |
脂質 | 24.8 | 24.6 | 0.6 | 0.5 | 0.5 |
たんぱく質 | 23 | 25.8 | 15 | 17.5 | 18.4 |
コレステロール | 230 | 410 | 61 | 53 | 53 |
カルシウム | 150 | 210 | 120 | 48 | 66 |
鉄分 | 3.3 | 4.3 | 0.7 | 0.2 | 0.6 |
ビタミンA | 330 | 330 | 0 | 1 | 0 |
ビタミンB1 | 0.31 | 0.4 | 0.21 | 0.07 | 0.07 |
ビタミンB2 | 0.4 | 0.52 | 0.57 | 0.06 | 0.23 |
ビタミンB6 | 0.46 | 0.49 | 0.11 | 0.13 | 0.13 |
ビタミンB12 | 11.4 | 16.7 | 7.2 | 9.9 | 2.5 |
ビタミンC | 47 | 6 | 0 | 0 | 0 |
ビタミンD | 11 | 14 | |||
ビタミンE | 3.6 | 3.8 | 2.6 | 3 | 3.7 |
ビタミンK | 160 | 17 | 0 | 0 | 0 |
カリウム | 490 | 430 | 240 | 230 | 280 |
食物繊維 | 5.3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
かに(蟹)に”かなり多く”含まれている栄養素
ズワイガニ:ビタミンB2
毛がに:ビタミンE
かに(蟹)に”多く”含まれている栄養素
タラバガニ:ビタミンB12、ビタミンE
かに(蟹)に”ある程度”含まれている栄養素
ビタミンB1、ビタミンB6、カリウム
かに(蟹)に”多少”含まれている栄養素
かに(蟹)の効能・効果と評価レビュー
食べたいかに(蟹)といえばタラバガニでしょうか?毛ガニでしょうか?
家で食べるかにといえば安く購入できるズワイガニが一般的でしょう。
安く買うことができるズワイガニですが、他のかにと比べてビタミンB2が多く含まれています。
ビタミンB2は皮膚・粘膜の症状の発生を抑える働きがあるため、例えば眼精疲労、口内炎・口角炎予防といった効果を期待することができます。
かにはビタミンB系の栄養素を豊富に含んだ食べ物であるともいえます。
特にズワイガニ、毛ガニについてはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12といった全てのビタミンB系の栄養素を多く含んでいます。
栄養素はそれだけでなく、ビタミンE、カリウムの栄養素についてはどの蟹でも多く含んでいます。
また、かに(蟹)の種類によって栄養素の含有量は異なっているのでそれも楽しみながら選ぶのもいいでしょう。
ズワイガニ→ビタミンB2が多い
タラバガニ
タラバガニ→ビタミンB12が多い
ビタミンB12が不足すると貧血やめまい・動悸・息切れといった症状が起こる場合もあると言われています。女性の人に多いかもしれませんが、野菜中心の食生活をしてしまうとこのビタミンB12が不足する可能性もあります。
※野菜にはビタミンB12がほとんど含まれていないため
毛ガニ
毛ガニ→ビタミンEが多い
タラバガニは女性に食べてほしい食べ物でしたが、この毛ガニも女性に食べてほしい食べ物です。
ビタミンEを多く含んだ毛ガニの栄養素によって、抗酸化作用による美肌効果、貧血予防
このビタミンEが不足すると生体膜で機能障害が生じ、不妊症の原因にもなるといわれています。
ただ、ビタミンEについては通常の食生活においては不足することがない栄養素なので特に心配する必要はありません。