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有酸素運動
ダイエットをする場合によく出てくるのが「有酸素運動」ですが、もう1つ「無酸素運動」があるのはご存知の方も多いでしょう。
これら2つの運動の特徴としては
有酸素運動:脂肪の分解
無酸素運動:筋肉の向上
ということがいえます。
そのためダイエットが目的の場合は「有酸素運動」をするのがいいでしょう。
無酸素運動がダイエットとまったく関係ないのかというとそれは違っていて、筋肉がついているとダイエットの効果は高くなる傾向にあるので、無酸素運動も取り入れるといいでしょう。
しかし、無酸素運動は運動のレベルが高く激しいため、運動をしていない人や中高年の方はまずは有酸素運動をしっかりするといいでしょう。
有酸素運動の仕組み
酸素を取り入れながら続けて運動
(歩く・ウォーキングダイエットなど)
↓
脂肪を分解
この分解の仕組みをもう少しみてみると有酸素運動がなぜダイエットにいいのか、なぜやせることができるのかが分かるでしょう。
歩きながら酸素をしっかり吸うわけですが、ここで吸って・はいてを繰り返し行うと酸素が身体全体にいきわたることになります。
このとき酸素を身体全体にいきわたらせる場合に”筋肉”があるとより効果的に酸素を送り出すことができます。
元気なポンプと元気でないポンプを思い浮かべると分かりやすいですが、元気なポンプの方が身体全体に酸素を送り届けることができるのがイメージできるでしょう。
酸素を送り届けた後は?
酸素を身体全体に送るだけではもちろん身体はやせることにはなりません。それだけなら呼吸をしている人間みんなダイエットに成功しているはずです。
歩きながら吸ってはいてを繰り返すことになるのですが、ある程度の時間を歩くことで糖や脂肪の分解がはじまります。
呼吸によって脂肪を2つに分解します。
↓
①吐き出される二酸化炭素
②汗など水分として外に排出
本当にやせるというのは、このように「脂肪の分解」が必要なのです。20分以上歩くようにしましょう、ダイエット効果があらわれるのが20分以上というのはこの脂肪の分解が始まる必要があったからです。
酸素を意識した行動
ウォーキングは息をしっかり吸って歩くわけですが、これは有酸素運動の”酸素の取り込み”と”吐き出す”を意識したものであることが分かります。
酸素の取り込みを意識しているのは何もウォーキングに限ったことではありません。
ジョギングをするときにも呼吸を意識した走り方をするのは学生のときに習ったのではないでしょうか?それはこうした酸素の取り込みを意識することで呼吸器系などが強化されるのもあるからでしょう。
また、筋トレ、ストレッチなども「ここで吸って、このときははいて」というのがあるのをきいたことがあるでしょう。ラジオ体操なんかはまさにそうですね。
肩こりの人はいらっしゃいませんか?肩こりを解消する方法はさまざまありますが、ほとんどが呼吸についても触れていると思います。
こうした酸素の取り込みを意識することで、より効率的に酸素を身体全体にいきわたらせることができるからです。
ダイエットと有酸素運動
ダイエット・やせる・減量などすべての基本的な考えはこの「脂肪の分解」にあり、そのためには『有酸素運動』がいいことが分かったのではないのでしょうか?
歩くこと・ウォーキングをするとダイエット効果としてお腹がやせる理由も分かりますよね。酸素を吸うとそれが「身体全体」にいき脂肪の分解がはじまり、そうすると身体全体にダイエット効果があるからですね。
このことが分かると、例えばダイエット食品・ダイエットサプリを摂取したからといって脂肪が分解(燃焼)するわけではないですし、そもそも酸素の取り込みをしていないですよね?
だとすると痩せるわけがないんですよ。
痩せる・ダイエットをするためには運動(特に有酸素運動)が必要なことがお分かりいただけたのではないでしょうか?
有酸素運動はなにもダイエット効果が目的ではない!
これまで有酸素運動をすると脂肪が分解し、ダイエットができることをお話しました。
しかし、歩いたり・ウォーキングなどの有酸素運動を続けている人が多いのは、ダイエットだけが目的ではないからです。もちろんそうした体型を維持したい人も多くいらっしゃいます。
ダイエット効果以外の目的といわれると、ぱっと思い浮かぶのは・・
そうです、その思い浮かべたもので、『健康』のためです。
有酸素運動は酸素を取り込んでそれを身体全体にいきわたらせ、「心臓・肺・血管」などといった機能が強化され病気に対して強くなり、病気になりづらくなる傾向にあります。
年齢を重ねるにつれこういった機能は衰えてきますが、そういった衰えをある程度抑止してくれる効果もあります。また、歩いたり・ウォーキングをしているとそうでない人ではケガのなりやすさも違ってきます。
無酸素運動と違って有酸素運動は激しくないのでダイエットだけでなく健康にもとてもいい運動だといえます。